2008年7月4日金曜日

板井南桜山先生にエールをおくる

緊急アピール
板井南桜山先生にエールをおくる

「主人が手術をすることになりました。8月15日の同窓会には出演できません。」
6月24日午後1時頃、板井先生の奥さんからの電話です。同窓会事務局の児玉さんのあわてている様子に、回りの人間も一瞬足が止まりました。板井南桜山先生(大中53期)は尺八で有名な先生で、メインイベントに出演することが決まっています。そばで聞いていた私は、これは一大事と、早速イベント部会の川北氏に電話でそのことを連絡。ところが、川北氏の「何とかしましょう」の言葉が終わらぬ内に、またベルが鳴ります。「手術は明日です。8月15日までには必ず治ります。大中時代の雰囲気を出せるのは私しかいない。石にかじりついてでも行きますので、予定を変えないでください。」今度は南桜山先生ご本人から直接電話がかかってきました。エッ! 場面は一転、回りで聞き耳をたてていた私たちに熱いものがこみ上げてきました。南桜山先生の同窓会に対する思いに、感激した一瞬でした。バンカラ姿・下駄履き・ぼろぼろの帽子・ヒゲ面の先生とその同級生たちの光景が目に浮かびました。この光景は消えてほしくない。そんな思いのひとときでした。
 このことは、二宮全体同窓会会長にお伝えし、6月28日の全体理事評議委員会で披露していただきましたが、南桜山先生からは同窓に対する誇りと伝統を教えていただいたような気がいたします。そしてなによりも先生の母校に対する熱い思いを目の当たりにして、いま我々が求めていることが何であるか、母校の同窓会に必要なものが何であるかをはっきりと知ることが出来たのであります。
今回の大がかりな全体同窓会、そもそもの始まりは、この一点から始まったことであります。なぜこんな大それた事を企画したのかの質問に、高校部会長の岩崎君は柔らかく「同窓生の縦のつながりがあっても良いのではないか・・」と答えますが、その心はまさに南桜山先生の気持ちと同じであると、彼と同級の私は、あへて代弁いたします。
 壮大なイベントに挑む私ども同窓生に、熱いくさびを打ち込んで下さった南桜山先生のお気持ちに、感謝の気持ちをささげ、この企画を必ず成功させることで、先生のお気持ちにお答えすることを、決意新たにするところであります。
 南桜山先生の速やかなるご回復をお祈りいたします。

 さてこの日はもう一つ良いことがありました。同窓会からの支援が行われている海外留学生の体験談・お礼の言葉の中に、同窓会というものの楽しみ方を発見いたしました。彼らの体験の中で共通していたこと、「日本にいるときはなかなか素直になれないけれど、アメリカに行ったら素直になれた。」生活習慣の違いでしょうが、なぜか素直になれたそうであります。なぜなのかなと考える私が気づいたことは、そこには「自分一人、白紙になった自分」がいると言うことであります。
同窓会も海外に似たり、一歩踏み込んだら、そこは別世界と思うべし・・・。ほとんどの人が行ってみたいと思っているはずの同窓会ですが、なかにはその一歩が踏み出せない人もいます。踏み出せない理由は様々でしょうが、しかし、それなら南桜山先生の気持ちはどうするんですか?と聞かれたときには、答えるすべがないようにも思えます。「石にかじりついてでも行きます」と言う先生のお気持ちをまえにしては、いかなる返答も頼りなく聞こえるのは私だけでしょうか。海外留学生たちの体験談が頼もしく思えたところでありますが、先輩同窓生として若者たちに何を伝えるか。一考の余地がありそうです。
同じ釜の飯を喰った同級生、同窓生、そして母校の伝統、私の中ではとても大切なものであります。それなら、ここは別世界といえるような同窓会を作ってみよう。
こんな思いを抱きながら毎日事務局に通っています。








                 平成20年7月4日
                 昭和43年卒 20期応援団副団長
            60周年記念プロジェクト総務部副部会長 中村吉則

0 件のコメント: